前回の記事で、私がスキンケアの成分を猫のために気にするようになったという話を書きました。
今回はその続きで、成分を調べて現在使っている化粧水と、それぞれの感想をまとめていきたいと思います。
あらかじめお伝えしますが、完全な素人が成分の知識を独学で勉強し自分の感想や使用感をまとめた趣味ブログなだけで、猫に完全に安全な製品をお伝えする趣旨のブログではありません。
保証できるものは何もないのですが、同じように調べて購入している人と共有できたら嬉しいという趣旨でブログを書いています。
そんな前提で読んでいただければ幸いです。
エタピュール 導入化粧水
成分
水、プロパンジオール、グリセリン、ナイアシンアミド、ベンチレングリコール、アルギニン、パンテノール、トレハロース、乳酸、乳酸Na、PCA-Na、(カプリリル/カプリル)グルコシド、カラギーナン、ラミナリアディギタータエキス、香料、カルノシン、アデノシン三リン酸Na
ナイアシンアミドが配合されていて、シワや美白効果が期待できるかなと期待して購入。エタピュールは動物実験なし、一部を除いてヴィーガン処方と言うアニマルライツにも意識の高いブランドです。
とろみはなく、導入化粧水というだけあってサッパリした使い心地。
手のひらにもとった瞬間から吸い込まれている感じです。
導入化粧水というだけあるので、このあと使う美容液や乳液の浸透を良くするためのコンセプトの化粧水。これ一本と乳液だけだと乾燥肌の私は乾燥を感じたので、セラミドの美容液やクリームと一緒に使用してました。保湿を求めるのではなく他のアイテムをいかすための位置づけ。
コンセプトや機能にこだわったスキンケアを開発してる姿勢は好きなんですが、リピートはたぶんないです。
すっきりしたナチュラルな香りも良かったんですが、この化粧水がどうしてもいつも目にしみるのが地味につらくて、トレハロースか何かの影響なのか、目にしみなかったら続けてたかもしれないです。(私だけかもしれないです)
美容液など他に併用しているものが多い方はおすすめかもしれません。
ママベビー ベビーローション
成分
水, グリセリン, プロパンジオール, ラノリン, ペンチレングリコール, コメヌカ油, シロキクラゲ多糖体, 水添レシチン, クエン酸
ママベビーは製薬会社発の環境再生型ブランド。トレーサビリティやサステナビリティなど環境に意識が高く、スキンケア製品もその理念に則って成分がシンプルかつロジカルに効果を追求するストイックなブランドです。全製品クルエルティフリー。
私が使ったのは白濁したタイプのローション。
さらっとした液体だけど、肌に落とすとぽってり丸く、油分を含まれていることを感じます。
塗り広げると、ラノリン(羊由来成分)の羊っぽい獣臭がうっすらと。
この香りは好き嫌いが分かれるところかもしれません。
ベビーローションということで、サラッとした液体のように思えますが、これ1本で保湿が完了してしまうくらい浸透と油分の配合が計算されていて保湿されている感がすごくあります。
面倒な日はこれ1本だけでスキンケアを済ませても顔がつっぱらないので時短ができるアイテム。
成分がとてもシンプルで赤ちゃんにも猫にも安心そう、といういいとこづくめな一方で、このママベビーのローションを塗っているとラノリンの獣臭に反応してしまうのか、ぽてとが他のスキンケア時より執拗に顔を舐めてくる気がします。
健康に害はないと思いますが、動物由来成分の配合が強めということで、それに反応したり、興奮してしまう猫さんにはあまりおすすめではないかもしれません。
あとは、成分がシンプルな分、日持ちがあまりしません。
すぐに使いきれるならいい製品ですが、あまり長く使いきれずにいるとラノリンの香りが強めに出るような気がします。
赤ちゃんがいて猫もいて、猫が特にラノリンに反応せず、ママと赤ちゃんで共用ですぐ使い切るようなご家庭には良いんじゃないかなーと思います。
松山油脂 肌をうるおす化粧水 モイストリッチ
成分
水、BG、グリセリン、グリセレス-26、1,2-ヘキサンジオール、ナイアシンアミド、セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAG、セラミドAP、ダイズ種子エキス、ナットウガム、ヒアルロン酸Na、カルボキシメチルヒアルロン酸Na、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、フィトステロールズ、水添レシチン、クエン酸、クエン酸Na、キサンタンガム
石鹸メーカーの松山油脂さんのシンプルで品質の良さを感じる製品はファンが多いと思いますが、その松山油脂さんから出ているスキンケアラインの化粧水です。
アルコール(エタノール)・パラベン・香料・着色料・鉱物油不使用、動物実験なし。
使用感はこんな感じで、とろみのある化粧水です。
無香料で無臭なのも猫を飼うお家にはありがたい。セラミドが多く配合されているためか、つけてすぐしっとり肌に浸透する感覚があります。
私は年に1回アレルギーと乾燥でで皮膚が荒れるこちがあるんですが、この化粧水は荒れてるときもピリピリせず肌に滲みずにつかえて敏感肌の方にも良さそうです。
成分もシンプルかつセラミドやナイアシンアミドが配合されていて、効果も期待でき安価。シンプルな成分は猫がなめても安心できそう。
そんな良いことづくめな一方で、私が感じるデメリットは化粧水の瓶が重いこと、すりガラスの完食が個人的に得意じゃないこと、無香料のため原料臭がかすかにするので、リフレッシュを求めたい気分のときは多少の香りが欲しくなるかも、と感じました。ワガママですね…
それでも松山油脂さんの化粧水は常備しておくお守りコスメになりそうです。
詰替があるのでボトルの問題は詰替えで解決できそうな気もします。モイストリッチを使い切ったらバランシングの方も使ってみたいです。
この化粧水たちをしらべるときに、猫のトレハロースの安全性についてググってみました。
参考文献
アミノピュアーFAQ ペットの健康を考える | AHS ペットと共に生きるサプリメント
トレハロース~犬猫向け歯磨き粉の安全性と危険性 | 子猫のへや
平成 30 年度 既存添加物の安全性評価 に関する調査研究https://www.mhlw.go.jp/content/000566525.pdf ※動物実験の結果報告書なので苦手な方は注意
調べたところ、トレハロース自体に毒性影響はなく、トレハロースを栄養とする一部の菌には毒性が確認されているがトレハロース自体の毒性の話ではない。
多くのサプリメントやおやつ、犬猫歯磨き粉に添加されている現状を鑑みて、大きな毒性はないのかなと判断しています。
トレハロースはこういった判断ですがキシリトールは猫が中毒を起こす可能性が高いため成分表で見分けていきたい所存です。
(キシリトールが入っている化粧水も結構あります)